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鍋奉行と焼肉2007.03.28 Wednesday
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私がかつて東京にいたころの話である。以前の職場に鍋奉行といわれていた大先輩のK氏がおられた。鍋の薀蓄は云うに及ばず、今で言うトリビアでは向かうところ敵なしの兵で、かつ口やかましく、皆からは多少煙たがられている存在であった。あるとき、職場でバーベキューをやったときのことである。彼が、これは「ハラミ」だから、よく味わって食べるようにと云うのである。別に、どんな肉であろうが、食べて美味しければそれでいいことだとは思ったが、それにしても私は「ハラミ」とは、どういう肉のことを云っているのか、分からなかったのである。よっぽど、聞いてみようかと思ったが「何だ、そんなことも、知らないのか」といわれそうで、つい聞きそびれてしまった。それから、ずっと後になってから、私は北見に戻ってきた。そうして「ハラミ」とは、何のことはない「サガリ」のことを云っていたことに気が付いたのである。それと、もう一つ。北見は実は日本でも有数の焼肉の町だったのである。確かに、北見は「ホルモン屋」がやたらたくさんある。北見に育った私は、それが常識になっていたので、本州に行ったら「ホルモン屋」が少ないというか、ほとんど無いことに驚いた。焼肉にしろホルモンにしろ、故郷とのあまりのギャップの大きさに愕然とした。味もさることながら、高い!
とにかくホルモンの身上は安くて、旨いことにあります。
なお、ホルモン初心者の方に、K氏ではないが多少の薀蓄を申し上げると、焼き鳥と同じように「タレ」と「塩」がありますが、断然「塩」がお勧めです。
それと、初めて食べると、まるでガムのように噛み切れなくて、「何だ、これは」と思うかもしれませんが、いい加減かんだら、飲み込んでOKです。ホルモンはみかけとは、違ってとても消化が良いのです。
私は、焼肉もホルモンも好きですが、「通は焼肉よりもホルモンを好む」という言葉があるほどホルモンには魅力があります。ホルモンの旨さを知るとやみつきになってしまいます。
北見に来た折は、ぜひホルモンをご賞味あれ。
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去り行く冬2007.03.26 Monday
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「会うは、別れの始め」という言葉がある。悲しい出来事がいくつかあったが、それらの記憶は、めぐる季節のように少しずつ遠ざかってゆく。そうして新しい季節に向かうことになる。
この冬を振り返ってみると、暖冬ではなかったかと思う。それは、それで良いのだが、最近話題になっているように、地球温暖化の影響ではないかと、気に掛かる。だからといって、我々がすぐどうのこうの出来る問題ではないことが、残念ながら、現実かと思う。しかし、このことは、我々の後輩にとっては、切実な問題になるのではないだろうか。せめて、私たちに、なにが出来るかを、考えることは、できるのではないかと思う。
この建物は「北見芸術文化ホール」といいます。
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感動!女子フィギュア2007.03.25 Sunday
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私は、以前から女子フィギュアのファンだったわけではない。しかしさすがの私も、昨夜は期待を込めてTVにくぎ付けになっていた。スポーツとは、やる人にとってはもちろん、見るだけの人にとっても魅力がある。では、なぜ私のように見るだけの人にとっても魅力があるのであろうか。それは、試合とういうものが実際「戦い」であるからであろうと思う。それは他者との戦い、そして究極は自分との戦いである。昨日の試合を見ていた方は分かると思うが、会場の緊張の張り詰めた異様とも思える雰囲気。一流といわれる選手達が、どれだけの努力と、練習と、そして気持ちで、この場に臨んでいるのであろうか。たった1回の演技で、自分のすべてを出し尽くさなければならない。絶対にミスはできない場面である。だが、一流といわれる選手でも、プレッシャーの中でミスをする。気の弱い私は、選手がミスをするたび、「うっ」と声が出てしまう。
浅田真央の大逆転の演技には、思わず私も、目がうるんでしまった。
そうして安藤美姫の最終演技。私はもちろん真央を応援してはいたが、なんとしても安藤に勝ってほしかった。なぜなら彼女は、大きな挫折を経験しているからである。その彼女の想いは、私のこころに重なってくる。
彼女の「見事」な演技が、終わったとき、またまた目がうるんだ、というより後は感動の涙であった。
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漂泊の想い2007.03.24 Saturday
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人は、旅への憧れがある。現代は車社会といわれ、それはそれで確かに便利になってはいるが、やはり鉄道に哀愁を感じるのは私だけではないと思う。どこか知らない土地に行って、気の利いた居酒屋で、酒でも飲んだらどんなに楽しいだろうと、演歌好きのわたしは、ふとそんなことを、思ったりする。
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春の気配2007.03.23 Friday
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今日は、暖かな一日であった。いよいよ春が近づいて来た感じがする。いたるところで、玄関先の雪を、崩したり、氷を割っている光景が見られる。ここまでくれば、ほって置いても、雪は解けるし、氷も無くなってゆくのに、じっとしていられないのが人情のようである。ものぐさな私は、愚かなことをと思いながら、気が付くとスコップを持っている自分を発見する。それほど、春が近づいてきたことは、嬉しいのである。
公園は、さすがにまだ雪景色である
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